キモオタぱわー

社会的評価、自信、勇気。オタク活動で大切な価値を失ったキモオタがこれからのオタク活動ですべてを取り戻すまでのブログです。

線画はラフの後にしよう……

どうも、キモオタなれ夜です。

前回のラフが線画と下塗りの工程まで進みました。

前回のラフはこれ。

本当はこの素体ラフの次は、服を描いたりデザインを追加したりする装飾ラフにするつもりだったのですが……

線画と装飾を一緒にやっちゃいました。

そして。

下塗りまでやっちゃいました。

 

……やっちゃいました。

やっちゃいましたね、はい。

どうもボクはラフを省こうとする悪いクセがあるようです。

そのせいで今回のイラスト、残念なことになってます………。

あーーーーーーーどうして線画とラフを別々にしなかったぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

<線画とラフを別々にしないで起きたこと>

成功例と失敗例を比較してみると分かります。

まずは成功例。

人体のようにきちんと素体を描いたものは、墨筆の強弱をつけて綺麗な線を引けました。混色墨筆で描いたのでグラデーションもついてます。

そう、こうした綺麗な線を引くためにラフをなぞり書くことこそが、やっぱり線画成功だと思うのですが……。

 

失敗例。

形の不揃いなぼんぼりや……

ドラッグでもキメて施工したのかと思うほどぐにゃぐゃの手すり。

ラフを描いていないものは笑えるほど汚ねぇ線にしかなりません。

 

線画の成功=ラフをなぞり描いて綺麗な線が引けた。

線画の失敗=歪んだ線を修正しない。

あと、これもけっこう大問題だと思うのですが……

ラフと線画を別々にしないと、線を消して描き直すのを億劫がって描きやすい線しか描かないようになります(なりました……)。

ゆくゆくはデザイン性も追求していきたいと思いますし、このままじゃ絶対ダメですね。

次からはちゃんとラフを描こうと思います……。

いっそのことラフと線画でペンの持ち方を変えるのもありかもしれないですね。

(余談:色の舞台)

もう一つ、線画で失敗したことがあります。

それは線の太さです。

前回の記事で作成し、今回線画に使用した混色墨筆は「筆圧を強くすると混色する」楽しい特徴があります。
しかし、今回その楽しさが却って仇となり……なんでもかんでも色を付けたいばっかりに筆圧を強く、線を太く描きすぎてしまいました。

次回はそれも自重することにします。

目立たせたい主役の線画は色鮮やかに混色させ線を太く、それ以外の線画は単色または無彩色かつ線を細くしようかな。

という感じでお次は下塗りのお話です。

<下塗りはべつに普通>

下塗りはやり方をもう身につけてあるので今回もそれも活用しました。

なので特に悩むことはなかったです。

nareyo.hatenablog.com

詳しいやり方は、まだなれ夜がブログ赤ちゃんでおぎゃーとか鳴いてた頃の記事で扱ってますが……正直あまりにも痛々しくて見て欲しくないので、今回特別におさらいします。

……若さって、ほんとうに怖いですね。なんでおぎゃーとか言ってたんだろう……?

 

<下塗り>

もともとはみっ君先生というプロの方のやり方で、まじで何回でも紹介したいくらい最強のやり方です。

このやり方を覚えれば、今回みたいな線がいっぱいあるイラストでもはみ出しを気にすることなく塗れます。

それでは、以下がその方法です。

 

①物体ごとに線画レイヤーを分ける

まずここがキーポイントです。線画を描くときは一枚のレイヤーに全ての物体の線画を描くのではなく、鳥居なら鳥居だけで一枚のレイヤー、人体なら人体だけで一枚のレイヤーと物体の数だけレイヤーを作って分けて描きます。

それさえすればもう勝ちです。

(例)人体の下塗りをする。

②線画レイヤーの下に下塗りレイヤーを作り、クイックマスクを作成する。

クイックマスクとは赤色に塗りつぶした選択範囲内にだけ色が塗れる機能です。

クリスタなら画面上部にある「選択範囲」→「クイックマスクを作成」でクイックマスクを作成した後、選択範囲を反転して物体の中だけを塗れるようにします。

線画の断面図を塞いで輪郭を閉じたら……

クイックマスクを塗りつぶし。

閉じ忘れると物体の中も塗られてしまうのでちゃんと閉じるようにします。

そして、クイックマスクを作成出来たら選択範囲を反転で物体の中だけを塗れるようにして……。

これで人体の下塗りレイヤーが完成しました。

③同じ手順で物体ごとに下塗りレイヤーを作る。

どんな複雑な形の物体でもこの通り。

輪郭を閉じて、物体の周りをクイックマスクで塗りつぶし→反転して塗るだけでバケツ塗りより簡単に下塗りができます。

そしたらあとはその下塗りの上に影やハイライトなどを描き込んで物体ごとに塗りすればいいだけです。

たとえばこの赤色を人体の中だけに描き込みたかったら。

赤色を塗ったレイヤーを人体の下塗りレイヤーの上にクリッピングすれば……

人体以外にはみ出すことなく塗れる!というのがみっ君先生の下塗りです。

いやー、マジですごいですねこれ。いちいちチマチマバケツで塗らなくてもいいし、線画の下も塗れる。

今回みたいな線の多いイラストにも使えて本当に良いこと尽くめで……やっぱりうまい人のやり方を真似するのはためになりますね。

という下塗りのお話でした。

 

それでは、今回の記事はこの辺でお開きにしたいと思います。

ここまで見てくださって本当にありがとうございました!

そして、スターをつけてくださった方も本当にありがとうございました!

 

創作というのは相変わらず試行錯誤がいっぱいで大変ですが、お互いに作りたいものをしぶとく作っていきましょー

 

ではではー( ´Д`)ノ~バイバイ