イラストが完成した!
前回……。
ボクは、前回……ダンガンロンパの江ノ島さん×苗木くんでイラストを作ると……。
そして、完成したらブログを更新するんだと宣っておりました……。
なのに……。
~二か月前~
なれ夜「二月も、もう後半か……」
なれ夜「なんとかして三月までには苗ノ島を完成させないと……」
なれ夜「そろそろ口だけの奴やと思われる……」
なれ夜「…………」
なれ夜「あれ、服のシワ描くんむずくね?」
なれ夜「というかそもそも、シワとか肌とかの立体影ってどうやって描くん……?」
なれ夜「やばい、全然分からへん…………」
なれ夜「でも、完成させないとブログ更新できひんし……」
なれ夜「…………」
~二か月後~
なれ夜「よし!」
なれ夜「どうしてこうなった!!!!!!!」
みなさん、ボクは口先だけの奴でした。そんな軽薄な人間が書くブログが果たして、世間に発信されていいのでしょうか?
というか、そもそもこのブログに存在意義はあるのでしょうか?
ともあれ、キモオタぱわーまた再開です。
今回はこの失踪せし二か月のアバンチュールを記事にしていきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、左絵が右絵になるまでにこんなことをやりました集~。
ただ、期間が長い分やったことも多いんで、今回はダイジェスト&特に印象的だった方法に絞ります。
1顔の比率
まず顔の比率を改めて勉強しました。というのも、レベルアップしようと思い立ってから江ノ島さんの顔を見返したときに顔のバランスの悪さにビビり散らかしたからです。
・やったこと
というデッサン練習サイトを使って、三次元の顔写真の模写で比率を覚える。
いつもの、模写元とデッサンの描き違いを見比べて学ぶやつですね。
また、三次元のデッサンを二次元化させたりもしてました。
でもこの練習は早々にやらなくなってしまいました。
たしかに顔の角度や、目、鼻、口や顎などのパーツの形や立体感を覚えられる効果があったのですが……
どうしても三次元の顔を元にデッサンするので、リアルになりすぎるというか、いわゆる二次元らしい顔が練習できないんですよね。
頬骨や顎の広さ、それに目の大きさなんかを見ても分かる通りパーツの位置も形も違います。
そこで、今度は神絵師先生の絵を模写して二次元キャラの顔の比率を勉強することにしました。
・神絵師先生のキャラをデッサンして、二次元の顔の比率を学ぶ
これはマジで効果的でした。特に奥の目の目頭―鼻柱―奥の口端を同一線上に並べて描く手法や、目の下まつ毛のラインから頬骨の出っ張りを描く表現など勉強になることが多かったです。
自分は三次元デッサンの影響もあり、よく顎先から瞳にかけての距離を開けすぎて面長になってしまうので……。
今回でようやく目を大きくしつつ、顔を小さく描けたかなーと思います。
しかしこうやって描いた絵を見返してみると、ラフはまだ少し可愛気があるのに塗りで怖くなってますね……。
なんとなく目の描き方に課題がある気はしてるので、次はそこを改善してはやく可愛い女の子を描けるようになりたいですねー。
2塗り
前フリでも話題にしましたが、ボクが苗ノ島の絵を完成させられなかった一番の敗因が塗りです。
具体的に言うと立体感のある影の形と色の選び方ですね。
江ノ島さんの服の見て貰えると、もう恥ずかしいくらい線画を無視してシワを適当に書き込んでるし、やたらと明るい色を使っていてミスってるのが分かります。
あと、影の形もぼんやりとしまくって、何が何だかわかりません。
……って今書いててまた、悲しい気持ちになってますが。
とにかく影の形と色を選び方を覚えて立体を作れるようにならなければ、絵が出来ない。
そう思い立って、塗りの勉強もやりました。
・やったこと
デッサン力倍増まちがいなし!物体を面で捉えて立体感ある絵を描く方法! | マエコのデジタル工房 (maekoart.net)
マエコ先生のブログでグリザイユ画法のやり方を勉強した。
グリザイユ画法とは、最初にグレーだけ(といっても白っぽいグレーとか明るいグレーとか、色々なグレー)で影の形を描いてから、そのあとに影の色を自由に変える塗り方です。
その詳しいやり方などはマエコ先生がご自身のブログ(リンク先)で解説させているので、是非そちらをご覧ください。
残念ながらボクのブログ力では、彼の御仁の足元にも及ばない解説しか出来そうにないので……。
今回はただ実体験として、グリザイユ画法でどういう風に絵を作ったかを書くだけにとどめます。
と、その前にもう一つ勉強したことがありました。
・鏑木康隆先生の線画データで厚塗りを勉強した。
こちらは当ブログではもはや久しいキャラ塗り最強辞典での勉強です。
参考書についている特典で神絵師先生の線画データや使用ブラシ、カラーセットが貰えるので、塗りの動画を見ながら見様見真似で練習しました。
ただ、作業工程が難しすぎて早々にリタイアしてしまいましたが……。
それでも、グリザイユの練習になりました。
じゃあここからはいよいよ、グリザイユで絵を作った話です。
・グリザイユ画法で塗りをした
そういえば言い忘れていましたが、今回描いた絵は最初から最後まで一切資料を見ずにイメージだけで描いたので参考にしてはいけないと思います。
ただ自分としては、デッサンばかりしていると想像だけで描くことができなくなるんじゃないかという心配があり、何も見ずにどれだけ描けるか=どれだけ基礎力がついたかのテストも兼ねてつくったので、一年間の総決算のような気持ちで描きました。
なので、完成してわりと満足してるんですが人に見せるのはちょっと……ていう心境です。
そこだけはご了承ください。
1線画を描く
今回は苗ノ島の時の反省を活かしてシワの流れやハリ(おっぱいの膨らみ)を意識して線を描きました。
シワを描くときはこれをほどほどに参考にします。
2下塗りをする
キャラクターの配色を決めます。普通はこの下塗りの色もグレーで塗るのがグリザイユですが、ボクはなんとなくイメージがしやすいように最初はカラーで塗りました。
配色が決まったら、次でグレーに変換します。
3下塗りをグレーに変換する
下塗りのレイヤーの上に、新しくクリッピングレイヤーを作り、レイヤーの合成モード(乗算とか加算発光とかある場所)の中から『色相』を選びます。
そして、白か黒のどちらか一色で塗りつぶすと、絵がモノクロで表示されます。
これはノートに赤色の下敷きを重ねるように、先ほどの下塗りのレイヤーの上に白黒の『色相』レイヤーを重ねているだけなので、『色相』レイヤーを非表示にすれば……
また、カラーが見えます。
でもイラストを白黒にすることで、このあと影を描くときに色の調和とかを気にしなくても良くなります。
つまり、影の形を作ることだけに集中できるということです。
4配色を気にせずに影の形を作る
モノクロになってるので影の濃さだけを考えて塗ることができます。
1の線画を参考にしつつ、画面右上の太陽から光が来てると仮定して、エアブラシで影を作っていきました。
手順はエアブラシで塗る→消しゴムか透明色で削って形を作るです。
また、個人的な見解なので参考にならないと思いますが、影色を(濃い色)を塗った場所は光が当たる場所(明るい色)の側面ということを意識して、とにかくシマシマに描きました。
影→光→影→光で隣同士に並べて、筋っぽく、畝っぽくなるように。
で、描き上げるのに2~3時間ぐらいかかったのでやっぱり配置パターンを勉強した方が良いと思いました。
5好きな色に変更する
形を作り終わったら、あとは色を自由に変えて終わりです。
編集→色調補正→色相・彩度・明度で好きな色に変えられます。
ただ、あんまりにも明るさを弄りすぎると苗ノ島の時みたいに影に見えなくなってしまったりするので、ほどほどに。
と言っても、こうした方がいいというノウハウはまだボクも持っていないので、これも勉強して身につけていきたいです。
あとはハイライトを入れたり、二影を入れてコントラストを強めたりしました。
そして、なんとなく影や光の種類=色相の数という具合に、コントラストを強めながら色のバリエーションを増やしていくと……
キャラクターの塗りが完成です。
…………でも、ちょっと肌の色味とかがやばいですね。
ブログを書いている時に気づきましたが、やはり赤みが強すぎたみたいですね。
というか、全体的に彩度が高すぎるのかな………?
うわぁああああああああああああ、ちょっとショックです……。
これも絶対お目目の描き方と一緒に、次回で改善しなければ………。
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はい、というわけで以上がこの二か月で絵を描くためにやったことでした。
次回からもこんな感じで絵を描き上げて、その制作中にどんな勉強をしたかなどをブログにしていこうと思います。
しかし、絵を描き始めてはや一年になりますが、ボクにはパースやら背景……いやそれ以前に可愛い女の子の描き方やお気に入りの塗り方など、まだまだ勉強することが沢山ありますね……。
となると、ブログはいったいいつまで続いていくのでしょうか。正直、そこそこ書くの大変ですしめちゃくちゃ辞めたいんですが…………。
まぁ、神絵師になるその日までは続けるということで、今日はもう何も考えずキーボードから徐々に手を離したいと思います。
それfへhqm、こおまでみえくjてありがごうtjなすたk