羨ましいが原動力
小話です。
苗ノ島からこっち、ボクは墨筆で絵を描いてます。
筆圧を強くしなくてもペンを走らせるスピードで線の太さを変えられるのでとても描きやすく、またこのペンでイラストを描く人はあまりいないので……。
しめしめ、自分の絵柄にしてやろうとそんな浅はかな思いでです。
……が。
プチ苗木くんのような、優しい印象の絵を描く段でこいつ……(なれ夜さんのプロフィール - はてな (hatena.ne.jp))
あっさりと墨筆を捨てやがりました。
いや別にイラストの雰囲気でブラシを変えるのは作戦的にアリですが……。
うぉぉぉぉ俺は剣の達人になるぜー!!って言ってる奴が片手に拳銃持ってたら、『お前絶対そっちが本命だろ』って周りに思われますよね。
なので墨筆を改良していきます。
<墨筆改良>
まず優しいイラストを墨筆で描くときに起こる問題を見つけます。
これは優しいイラストの特徴と、墨筆の特徴をそれぞれ上げて食い違う要素に注目しました。
そして、まことに勝手ながら……
・upopoさんのイラストから優しいイラストの特徴を学ばせて貰いました。
悔しいですが、このイラストを見たときに今の墨筆じゃこの表現には辿りつけないと気づかされ、羨ましいと思いました。
真似されるのは不愉快かと思われますが、ごめんなさい。
ボクはまだ未熟者ですので、こんな絵が描きたいや、こんなふうに作りたいという憧れがスタートラインです……。
不愉快でしたらまた違うやり方を模索しますが、それとは別に今回は勉強させて貰いました。ありがとうございました。
……ということで、自分が上手くなるために本当に何でもやる奴の地べた根性が見つけた答えがこちら。
<優しいイラスト⇔墨筆>
色味が穏やか⇔色味がはっきり
混色する⇔混色しない
濃淡がつきやすい⇔濃淡が付きにくい
これにより、一番の問題点は濃淡の有無であることが判明しました。upopoさん、ありがとうございました!
たしかに色味に関してはカラーサークルで薄い色を選べば解決しますが、墨筆は筆圧やペンの傾き、速度を変えても濃淡は変わりません。
というわけで墨筆で濃淡をつけられるようにペンの設定を変更します。
<ペンの設定>
設定の仕方は以下の記事を参考にさせて貰いました。
【デジタル彩色】色が変化する混合・混色ブラシで表現力を上げよう | イラスト・マンガ描き方ナビ (clipstudio.net)
やったことは以下の通り。
①墨筆3を複製する(複製したものが濃淡をつけられる墨筆になる)
↓
②複製した墨筆のペンの設定を開き、『色の変化』の項目にある「サブ描画色混合率」の右にある『⇓』を押して筆圧や傾きを設定する。
詳しいことは先に張ったリンクの記事で解説してくれてるのですが、ボクもあまりよく分かっていません……。
ただこのサブ描画色を設定したことによって、ペンの色が赤+青=紫のように混色するようになりました。
そして筆圧によってサブ描画色がどれだけ混ざるかが変わるので、上の画像のように線が太い(筆圧が強い)と青、線が細い(筆圧が弱い)と赤のように線の強弱で色が変わります。
要するにグラデーションをつけながら、線画ができるようになりました。
ただこれだけでは混色はできても肝心の濃淡がつけられないので、次の設定も加えました。
③『インク』の「不透明度」、『ブラシ先端』の「ブラシ濃度」の項目の右にある『⇓』タブを開いて、不透明度影響設定の筆圧にチェックを入れる。
これでようやく筆圧の強弱で線の濃淡を変えられるようになりました。
では実際にダンガンロンパのあの女の子を描いて、優しいイラストになるか試してみましょう……。
よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおし!!!!!!!!!!!
ペンのスピードで線の太さ、筆圧で線の太さと濃淡、混色が変わる墨筆が完成したぁぁll!!!!!!!!!!!
これでイラストの幅が広がるぞーー!
という感じで今回の記事はこのへんでお開きにしたいと思います。
それでは、今回もここまで見てくださって本当にありがとうございました!
また、前回の記事にスターをつけてくださった方も本当にありがとうございました!
そして許可なく絵柄の勉強をさせて貰ったupopoさんは……すみません。
不愉快であれば今回の記事は畳むので、その際はコメントでご連絡ください。
ではではー( ´Д`)ノ~バイバイ